万事梵字日記

PMPメンバー

PMP概説(5)

4.3 実行(実行プロセス群)の概要
実行プロセス群は以下の8個である。
● 4.3 プロジェクト作業の指揮・マネジメント
● 8.2 品質保証
● 9.2~9.4 プロジェクト・チーム編成、プロジェクト・チーム育成、プロジェクト・チーム・マネジメント
● 10.2 コミュニケーション・マネジメント
● 12.2 調達実行
● 13.3 ステークホルダー・エンゲージメント・マネジメント

実行は、言うまでもなく日々こなしていく仕事である。プロジェクトの目的に向かって、成果を上げていく。そのために、実際の作業に加えて、作業メンバーを探したり、状況の報告をしたり、品質を確認したり、外部へ委託する場合はその契約をしたり、プロジェクト関係者と連携してプロジェクトの舵取りを行ったり、必要な様々なことを行う。

4.4 進捗(監視・コントロール・プロセス群)の概要
監視・コントロール・プロセス群は以下の11個である。
● 4.4、4.5 プロジェクト作業の監視・コントロール、統合変更管理
● 5.5、5.6 スコープ妥当性確認、スコープ・コントロール
● 6.7 スケジュール・コントロール
● 7.4 コスト・コントロール
● 8.3 品質コントロール
● 10.3 コミュニケーション・コントロール
● 11.6 リスク・コントロール
● 12.3 調達コントロール
● 13.4 ステークホルダー・エンゲージメント・コントロール

進捗を確認して報告する。予定、予算、品質、情報共有、リスク、調達、関係者の状況を監視して正しくなるようにコントロールする。成果物や目標がうまくいっていることを確認する。
また、プロジェクトの目標を変える(仕様変更的なもの)ことについて承認したりする。

4.5 終結終結プロセス群)の概要
終結プロセス群は以下の2個である。
● 4.6 プロジェクトやフェーズの終結
● 12.4 調達終結
プロジェクトやフェーズを終結させるとは、作業がすべて正しく完了したことを確認し、活動してきた情報を後で参照できるように残す。
プロジェクトを未完のまま打ち切ることになった場合でも、その経緯や状況を記録しておく。
プロジェクトを実施した記録を次のプロジェクトのために残しておくことは、効率を上げたり、難易度を下げたりすることに有効に働く。そのため、PMBOKでは、これらの記録を「組織のプロセス資産」という。

(一旦終了)